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暗黒時代からの1000年波動についてです。
過去200年間の物価のトレンドをリサーチするデータの入手はそれ
ほど難しくはないが、それ以前の物価のトレンドと状況を調べようと
すれば、あまり正確ではない統計に頼らざるを得ないそうです。
フェルプス・プラウンとシーラ・ホプキンズ両教授が編纂し、
デビッド・ウォルシュが増補した長期の物価指数は、950～1954年の
「人間のニーズに関する単純なマーケットバスケット」をベースにしています。
両教授が作成したこの物価曲線を1789年以降の工業株価につなぎ合わせると、
過去100年間の長期的な物価変動図が得られます。
広範な物価変動の歴史には、何世紀にもわたる工業の発展の拡大
な時期が平行している。仰大な文化で栄えたローマの時代は、それまでの
1000年波動のピークと一致しており、結局ローマは476年に滅亡した。
次の1000年波動の弱気相場に含まれるそれ以降の500年間には、
知識の探求はほとんど途絶えた。そして最終的には、商業革命(950～
1350年）が中世の到来を告げる最初の新しいグランドスーパーサイクル波の
拡大に火を付けることになった。
1350～1520年の物価の横ばい状態は、産業革命のときの物価上昇に対する
「修正」を意味する。
次の物価上昇の時期は、資本主義革命(1520～1640年）とイギリス史上最も
盛大な時期であるエリザベス女王1世時代と一致している。
エリザベス1世(1533～1603年）は、フランスとの消耗戦が終わった直後に
イギリスの王位に就いた。
イギリスは貧しく絶望のなかにあったが、エリザベス 1世が亡くなるまでに、
ヨーロッパのすべての 列強を寄せつけないほどに強大な帝国を拡大し、
世界で最も繁栄を誇る国となった。これがシェークスビア、ルター、ドレーク、
ローリーの時代であり、世界史のなかでも真に栄光ある画期的な時代であった
とのことです。
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